『八戸藩遠山家日記』第11巻 刊行のお知らせ

八戸市立図書館では、「八戸の歴史双書」シリーズの最新刊として『八戸藩遠山家日記』第11巻を刊行しました。既に刊行されている第1巻~第10巻の続編です。本巻が『八戸藩遠山家日記』シリーズ最終巻となります。

第11巻は、明治41年(1908)から大正8年(1919)までの日記6冊を収録しています。
政治家である遠山家10代当主景三(かげみつ)が、八戸の発展のため、鮫港の修築に尽力するなど、地域振興に奔走する姿が書かれています。

他にも、八戸水力電気株式会社の開業、日出セメント会社の誘致も書き記し、八戸の近代化を見つめた士族の実情を知ることができる一冊です。

  • 定価 2,620円(税込)
  • 市内書店や八戸ブックセンター、図書館2階カウンターなどでお買い求めいただけます。

遠山家日記とは

遠山家日記は、江戸時代から大正時代までの127年間に渡って、八戸藩の上級藩士・遠山家の歴代当主によって書き継がれてきたものです。
内容は、江戸時代の武士個人の生活記録のほか、社会・経済の動きも知ることができる、貴重な資料です。平成28年8月には県重宝(歴史資料)に指定されています。

「八戸の歴史双書」シリーズについては、こちらをご覧ください。
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